【 最後の1本 】

先週、医師の指導による『禁煙』を始めた筆者だが、実際にはこの7日間は「執行猶予期間」として、日に数本なら吸っても良いことになっている。

▼実はこの、チャンピックスという薬の「慣らし」を行っていたのだ。
徐々に「規定の量/日」に達する為、効き目が弱いうちはあまり我慢しなくて良いという、緩やかに禁煙に突入できる、何だかよくできたシステムとなっている。
そんなこんなで、今週はずっと3～5本/日くらいで済ませていた筆者だが、そんな感傷に浸れるのも今日で最期になった。

▼不思議な感覚である。
こと、仕事を初めてからは100%この習慣とお付き合いをしてきた。
朝のコーヒー屋で、始業前・商談前の缶コーヒーと、厄介な問題やハードな商談が片付いた後の休憩、片付いてなくても休憩、食前食後のリラックスタイム、中・長距離移動前後の待ち時間、吸い貯め・買い貯め、居酒屋での手持ち無沙汰、テレビでCM時、見終わってから、就寝前・・・。

▼よく考えたら、1日の活動時間の何%をコレで費やしていたか。
そんな生活が嫌だった訳では無いが、取り敢えず今日でお別れをするのである。

20年連れ添った彼女に別れを告げる時って、こんな気分なのかな。

am 0:55。
最後の1本に火をつけました。
さよなら、ナミ。

【 所詮 】

田舎に行くと、全国展開しているチェーン店を見て安心したり、残念な気分になったりするでしょう。
残念な方は、折角地方なのに代わり映えしない気分、というか。

▼筆者の地元に近い、某快速停車駅でね、暮れから3ヶ月もかけて駅ナカを改装していたんですよ。
常連となっていたBecker'sが無くなって、どれだけ悲しい思いをしたか・・・という事実はさておき。
先月OPENしたのを見たら、確かにキレイな、主にテイクアウトがメインの「中食屋」が幾つか並んで、一見華やかな駅ナカになったんですけど。
何だろう、この既視感は？
所詮は、東京の何処かで評判の良いお店の「チェーン」若しくは「暖簾分け」。
ラインナップには、限界があると思うのだ。

▼郊外のターミナル駅でこの手の店を水平展開する狙いは、
『東京の、あの銘店の味がここ(地元)で買える！』
だと思うのだけど、何だか前時代的な気がするんだよね。。
大した距離では無い訳ですよ、東京まで。
快速なら30分。
都内に通うサラリーマンのお父さんやお姉さんも多いこの駅で、賑やかになった駅ナカの「新装開店！」のフィルターを外して見てみると、
ナンダ、どれも見た事のある店ばかりじゃないか、と。

▼大家の視点で考えてみる。
都内の主要ターミナル駅には、出店を希望するテナントさんが列をなす。
家賃を高く設定できるので、流行らない店、努力しない店は出店し続けられない。
自然と、名にし負う人気店が切磋琢磨してライバル店と凌ぎを削る、良い循環が生まれる。
地方の駅だと、どうしてもそれが弱い、できない。
家賃もバイト代も安いから、ここで売れなくてもまぁ続けられる。
馬鹿な大家の検討違いで、本当は駅に店を出したい「地元の有望店」には順番が回って来ない。


何だかとても、残念な気分。

* 田町→田町→品川

【 ウラシマ 】

1日休んで出社したら、課長の首がすげ替わっていた。
金曜に、何があったのか。
筆者だけに説明がある訳で無く、何だかウラシマ状態。
慌ててイントラをチェックする。

▼元々「期首の1日に休むとは、いい度胸だ。」とは言われていた。
筆者は筆者なりに「期末で燃え尽きて、疲れたんですよぅ。」とか冗談で返していたのだが、
3/31まで何の音沙汰も無くて、4/1に「ドンッ！」て組織が変わるわけないじゃん・・・。
と思っていた自分が、浅はかだった。
担当ベースは組織名以外は殆ど変化は無いのだが、課長以上がシャッフルされている。
新しい上司は・・・。
どうだろう。
××××・・・。
なんて言っちゃあいけないだろうけど。

▼人事を見て、会社の考えを理解するのは難しい。
それぞれの人に2～3枚のレッテルが貼られる気がするのだ。
「何を期待されているか。」「何を期待されていないか。」
洗い直してみる必要がありそうだ。


* 社内
* 我慢できない痒み、尚継続中。四六時中、ピリピリしている...

【 禁煙外来 】

有休取って、病院。
LCと禁煙外来。

▼午後からは『お医者さんと禁煙 by 舘ひろし』のキャッチフレーズでお馴染み、ファイザーの「チャンピックス」というお薬を使って行う『医師の指導』全般を受診するのだが、ちょっと思うところがあってね。
今回決意してみたの。
ただ「やめるだけ」の事が、根性だけでは成就しないという愚かな話。
そんなものまで薬で解決できる時代になっているのだそうな。
問診と簡単な検査で、
ニコチン依存度は6/10で、「それ程は…。」という程度。
呼気中の一酸化炭素(だったかな？)濃度は37と、「ヘビースモーカー級」を指した。
いやはや。

▼色々な話を聞きながらも、こちとら朝から病院で、疲れちゃってね。
近所の元気いっぱいラーメンで、特選ネギ油麺を頂く。
油っこい上に、味も濃いが不思議と旨い。
これまで、日々の生活の1、2位のポジションを担っていた「喫煙」という習慣を、やめるんだぞ。
暫くは、特に「食べる」事に関しては、あまり我慢をしないつもりでいる。
太るだろうね、きっと。


今日は何だか、痒いです。
いつもより。


*浦安→稲毛

【 節電 】

今、節電がブームだねぇ。
業績の悪い製造業のように、蛍光灯を間引きし、階段利用を励行する。
もうね、おかしくて。

▼都内の駅で、前を歩いていた若い娘さんが通称コロコロ(キャリーバッグ)を転がしている。
階段に差し掛かり、エスカレーターが動いてないのを見るや「ちっ。」と舌打ちするかのように取っ手を掴み、抱えて階段を降り始めた。
元々さぁ、国内旅行程度で大した荷物もないくせにコロコロは大袈裟なんだよ。
常日頃「そんな邪魔な物、ファッションで転がすなよ。」と思っていた筆者だが、流石に憐れだと思った。
小さめのキャリーとは言え、華奢な女の細腕には、ちと荷が重いように見えた。
いずれにせよ、自業自得だと思っているが。

▼都内ではね、向いてないのよ、アレは。
電車は特に、アップダウンが多いし、行き交う人々の勢いは半端では無い。
重い荷物を抱えたいならバックパックのように「背負って」しまうのが正解なのである。
そりゃあ、ヒッピーの代名詞になるくらいだから、お世辞にもファッショナブルとは言い難い。
逆に言えば、ファッションを・格好良さを優先させたいなら、手荷物など極限まで切り詰め、足りない所は「金で解決する。」くらいの余裕を持ってこそ、自他共にセレブと呼べるのではなかろうか。

▼極端な発想かもしれないが、本来はそうあるべきと考えている。
旅先でのスマートさは、筆者も追求したいところだが、実際には難しいんですけどね。
ただ、重いから転がすという発想は、おじさん・・・戴けないな。
涼しい顔して、片肩で担ぐんですよ。
金で解決できないのであれば、根性とそれを支える自らのポリシーが、或る程度補ってくれるとオレは思う。


* 天王洲アイル→中野坂上

【 THE LAST WEEK 】

いつも緑のカーディガン

映画『ライアー・ゲーム』で参加メンバーは何故、最後には「(バカ)正直者の、直ちゃんの言う事。」は聞くんだろう。

「やっぱ、可愛いからかな・・・。」
「そこかいっ！」

謎解き感がミステリっぽくて、最後まで観てしまった。
★★★　　(5点満点。☆は0.5点扱い。)
# 戸田恵梨香ちゃん一人で、★ひとつは稼いでるな・・・。

▼さて。
3月も気付けば今週いっぱい・・・てか、木曜まで。
金曜には、僕たちａ業さんは皆「ゼロ」になる。
悲しいけど、コレ。仕事なのよねと、スレッガー中尉が中堅どころの営業マンなら言いそうである。
そしてうっかり、許嫁と揉めている娘さん(同じ営業部の同僚で、コネ入社ながら前線で活躍している「眩しすぎる」OLさん。)のハートを、横からがっちり鷲掴みにした挙句、オフクロの形見の指輪だけ残して宇宙の藻屑と消えて逝くのである。
合掌。

▼先週から、少しづつ訪問活動を復活させてますけど、都内近郊では計画停電が一番目立つ要因で、地震の影響を何となく残しているね。
電車が遅れずに動いているのは、とても有り難い。
ただ、日によって猛烈に寒かったけど。
あまりに寒くて、朝イチの訪問前に降りた上尾駅で「寒くて我慢できん。コーヒーじゃなくて、蕎麦食わせろ。」と、コロッケ蕎麦を手繰った程。
今日のお客様先も、全館空調を切っており、今日なんて外は日が差して暖かいのに、北向きの会議室の寒いこと、寒いこと。
社員は原則、エレベータ使用禁止。計画停電のスケジュールによっては、食堂も営業停止など、会社によって微妙に対応が異なるのが面白い。
ここんちも、外食しようにもこの駅まともな飲食店も無いしな・・・と想像していると
「御社は社員食堂とかあるんでしたっけ？」
「御社と同じく元工場なので、ありますね社食。
幸いウチは計画停電は無いのですが、地震で建物が損傷してましてね、
やっぱり営業停止中です。(笑)」
「工業団地なんで外に食べに行く店も無くて、会社には居たく無いんですよ。(笑)」

▼普段、会社にいる日だって「ブルーカラーに混じりたくない。」とか言って、半年以上社食なんて使っていない癖に、こういう時だけネタにするんだから。


* 宮原

【 検証 】

首筋がねぇ、ガビカビになっていて、時々ヒリヒリするのよ。

▼原因はわかっている。
痒くて、爪立てて掻いちゃってるのだ。
ただれてる、って言うのかな、かさぶたになる前に保湿剤でふやけている所を、爪でこそげちゃってるっていうか。
下の皮膚はまだ治ってないから、傷口が露出して、乾いてって感じ。
因みに、他にも似たように痛い＆時折痒いのが、丸袋。
玉丸って、とてもデリケートにできてるんですよ。
風呂なりシャワーなりで洗った(石鹸は、もう長いこと使ってない。)後、保湿剤を塗って一時落ち着くのだが、乾いてくる課程で時折、ね。
身体の中から湧き上がってくる痒み。
正直辛いのだが、何とか治らないかなぁ。

▼以前は、一番辛いのは冬場だった。
本気で乾燥してくる1月、2月。
朝起きるとガイシャの背中には刃物とは違う鈍い傷跡が残り、下着のシャツには点々と乾いた血痕が。

「この傷・・・。ホシは、家族ですかね、右京さん。DVとかで。」
「DVですか。そうとも取れますね。でも、神戸さん。ガイシャの爪を見ていましたか？」
「ガイシャの・・？爪ですか・・・いえ。」
「調べればわかるでしょうが、こそげた皮膚と僅かに赤いものが混じっていました。これは恐らく、自殺でしょう。」
「自殺って・・・。自分で掻いてたって言うんですか？」
「そう取るのが自然、と思われます。なぜなら彼は・・・。」

『相棒』やりながら、傷口の沁みるシャワーを浴び、最後は真水で締めるのだ。
寒いったら、ない。

▼ところが、ここ2-3年は多少暖かくなってくる3月になってもまだ、痒い。
不思議と、痒い「場所」は変わっているのだが、乾燥が少し落ち着いてきた筈のこの季節になって尚、耐えがたい強力な痒みが襲ってくる。


▼皮膚科の先生のやることも、何だかアテにならない。
原因の究明とか、特定した上での対処とか、他にやり方は無いのだろうかと無理な注文をつけたくなる。
塗薬は「痒み全般」に対するステロイド薬。
処方の判断は、その強弱でしかない。
今日は、「ネリゾナ」→「アンテベート」に上げて貰った。
気休めにしか聞こえない。


* ヒフ科

【 今月の引き落とし額、\290K！？ 】

クレディットカードの今月の引き落とし明細を見て、取り敢えず驚いた。
中堅サラリーマンとして毎月きちんと稼いでいる身ではあるが、恥ずかしながらカードだけでコレでは絶対赤字だ。

▼実際のところ、正味ではないから「即ち、赤字！」という訳ではない。
このくらいの金額はだいたい覚悟はしていたのだ。

まず、飲み会幹事で\110K.使っているのは、前々からの懸案事項だ。(アレ、確か2月だもん。)
この時はさすがに集めたキャッシュを財布には入れず、まっすぐCDに放り込んでいる。
ただ、それにしても290K.は多いなと、明細をいちいち書き上げてしまった。
おおらかなA型の癖に、時折微細なねちこさを発揮するところが、またA型ぽい。
次に大きな出費は、
・Paul Stuart のスーツで\54K.
・富山出張行った飛行機が、往復で\35K.(旅費精算済み)
・毎度のSuicaオートチャージで\40K.(7-8割は交通費で精算済み)

▼足して行くとあ～ら不思議、既にそこそこの金額となっておりあとは見慣れた、
高速・ガソリン・インターネット(固定費)・スーパー・床屋・外食と、支払単価にすると数百円～五千円前後の明細が並ぶ。
結局、特に目立った無駄遣いがあった訳ではなく、必要経費として季節的に発生するような出費まで支払いタイミングが重なった、と考えるのが妥当か。

とは言え・・・。
グロスにしてしまうと見えてこない(特に、Suicaオートチャージ支払分。)、細かい出費は厳密に積み上げると幾らになるんだろう・・・。


今日は、給料日。

【 お誕生日をやってない 】

地震があった翌々日、年をまたひとつ重ね39になったことはあまり気にしていない。

▼最近、このブログとかFacebookとかでも「プロフ」の入力を要求されるので、システムの方がよっぽど年齢のカウントには正確(そりゃあ、システムですもの。)なのだが、些か「余計なお世話」って気がする。
20を超えあたり、フォーメーションによって自分が若手でないことを感じてからはずっと、そんな思いをするものなのだろう。

>> 続く。

【 影響は 】

#5  by giant_killing_

震災の影響はと聞かれれば、家族も皆五体満足、明日の衣食住に不安を抱く要素は今のところ無い、実に有り難い生活を送っている。

▼ただ、テレビでは連日悲惨な現実がこれでもかとばかり報道されているし、実際身の回りでは、そう遠くない関係者(筆者の場合、お客様だったり。)が「業務を滞らせている。」原因が、今回の災害であることも珍しくない。
ただ・・・。
相手の都合で何かが遅れている場合、こちらのテンションは下がるだけである。
3月もラスト1Wとなって少し、落ち着いてしまったのも起因している。
そうなると月前半で「今期のメシの種」をあらかた食べ尽くしてしまい、また、それにかまけて「明日のメシの種蒔き」をおろそかにしていた筆者にとって、定時に帰るように。というお達しにも素直に対応できてしまう。

▼会社に座ってても居場所が無く落ち着かない上に、大した作業をしていないのでやってて充実感が無い。

仕事は「やべぇ、こりゃ終わんねぇな。」と思うくらい抱えている方が健康であるのではと、思った瞬間。


* 今週は外出るぞ

【 不毛な3連休 】

今週は、平日に丸2日＋α休んだでしょう。
その上、3連休だと言われてもさ。

▼折角のお休みですけど、今回は禁じ手が多いんですよ。

1.外出
・ガソリンの調達に不安が残る上、高速の湾岸線も途切れてるし
・電車も運行状況が微妙だし
・出掛けて買い物っても何となく制限されちゃっているし
(食料品以外は、普通に買えるんだどね。)
・はてまた、東北地方の温泉には・・・やっぱり、行けないし

2.自宅で引籠
・テレビつまんないし
・DVD借りに行くの面倒だし(きっと繁盛してたんだろうな)
・パソコンは満足に動かないし、新しいの(くだんのMacbookAirだ。)をオーダーしようにも納期とか、募金しろとか気になるし
・何か食べるにしても、揃う食材も中途半端で、色々遠慮しちゃうし

▼そんなこんなで不毛に終わる予感120%の、春の3連休の幕開けなのでした。
あまりに暇過ぎて、パトレイバー(漫画)まで手出しちゃったよ。

【 報道 】

救援物資が届かないことを被災地の皆さんに語らせて、オレ達にどうしろと言いたいのだろう。
テレビは。

▼そんな中でも、比較的感情を出さずに淡々と事実だけ伝えようとする(傾向がある)、NHKが筆者はお気に入りである。
今週は日曜から、21時には青山さんが定番化していて、筆者としても安心してテレビを「点けっ放し」にできるのである。
逆に、耐えられないのは民放の中でも、CXである。
我が家は、朝は「めざまし」上、家内がザッピング魔な為、うっかりすると見てしまうのだが、
彼等の「災害報道ですら、エンターテイメント。」的な番組の作り方には、正直、虫酸が走る。
同じ人間のすることかと、耳を疑い、目を覆いたくなる程の、無神経さ。
・・・やめとこう。
腹立たしいが、見なければ住む話だ。

▼民放と言えば、キー局各社が同じ災害を同じように報道して、何の意味があるのだろう。
・・・。
これも言いたい事は色々あるが、やめとこう。
後ろ向きな事を書くのは、ここのポリシーに反する。
手前はどうなんだと聞かれたら、身も蓋も無い。

オレはただ、今は自分の仕事がしたい。
様々なものが滞っている状態を元に戻す為、自分が仕事をし、利益を上げ、そして稼いだ給与で消費をするのだ。

それが自分達にできる、一番手近で確実なな義援ではなかろうかと、休業中のぼんやりした頭で思い付いた。


* 自宅待機

【 平静 】

#10 Jino. by giant_killing_

ここのところ定番化しているBecker'sで朝のコーヒーを頂く。

▼恐ろしい震災から3日経ち、計画停電の情報と交通機関の乱れから臨時に休業をしていた当社も、今日から通常業務である。
休業してたとは言え、日・月と荷物を出しに車でちょっと会社に訪れていた筆者は、仕事を再開するというより「いつもの動作」を「いつもの時間」にやるようになった、感覚がある。

朝のコーヒーも、そのひとつだ。

▼元々、今月は外出の予定をあまり入れていない。
上司にも「訪問件数より、確実に売上する方に注力します。」と言ってある。
4月になったら、外に出よう。
それまでは、朝はブラックコーヒー(インスピレーションの源と言ったのは、ギリシア人だそうだ。)だけ、昼は自分で握ったおにぎり１ヶだ！

・・・ダイエットと、節約にはなるが、ひもじい気分は否めない。

▼てな事を考えながら、何とか平静を保とうとしているのに、午後になってから「緊急退避命令」だとぉ？
原発の事故を恐れてグループ各社全員が自宅待機を命ぜられた。
緊張の糸が切れるとはこの事である。
夕方16:00過ぎ。
無性に腹が減って、王将でギョーザと焼そばを食べてしまった。
勢い、駅のBeck'sで閉店(停電を予測して17:00)までコーヒーまで飲んだ。


少し、満足した。

【 被災 】

被災地で食うや食わずの生活をされている方々には、謹んでお見舞い申し上げます。

▼しかし、日曜夜の報道で「計画停電」という話が出てから、東京電力が管轄するエリアまでが一気に「準被災地」になったと思う。
土日はまだ平和だった。
お恥ずかしい話、多少の緊張感を持ちつつも対岸の火事だった。
ガソリンも大して並ばずに入れられた(レギュラーは売り切れていたが。)し、スーパーには商品がまだ並んでいた。
日曜の夜に「明日は13:00出社。」の指示があり、今朝は早く動いても腹が減るだけだからと呑気に朝寝坊しているうちに「今日は休業。」の連絡があった。

▼そこはかとない無力感。
自分は五体満足ながら、社会が交通・物流・流通に打撃を受けると、今「腹いっぱいメシを食うこと」すら躊躇してしまう。
手前はいつも、朝メシなんか食ってねぇじゃねぇか、と。
空腹のまま必要な電話、メールを投げ、他にも「途中で出社を諦めた人」「最初から出社できなかった人」「事前に待機を命じられた人」がいた事に安心する。
当社も、金曜の時点で停電し、ネットワークを始めとする全てのシステムが止まった。
日曜には情シス担当者がシステムを復旧させていたが、計画停電で毎日あのようになるという事は、正直何もできなくなる訳で。

▼午後は、嫁さんを迎えに行ったついでにイオンでレジに1時間近く並んだり、モノを出す為に一度出社したりして、費やした。


明日から通常業務が始まる。

【 M8.8 】

恐ろしい揺れだった。
何かに掴まらなければ立っていられない上、過去経験したことのないロングストローク、そしてその状態が中々終わらない、恐怖を感じた。
幸い命に別状は無く、有り難いことに五体満足、ヘルメットを被って5Fの事務所から階段で降り、建物の外へ避難した。

▼携帯で隣駅の事務所にいる家内にメールをする。
意外に速く返信を貰い、ひと安心する。
docomoの両親、弟からの返信は無い。
これは、auが優れているのではなく、きっと需給のバランスの賜物だろう。
当社の建物だけでなく、一帯が停電しており、信号機も消えている状態に社員一同騒然とする。
幸い、怪我人も出なかった様だ。
外に出てからも、強い揺れを感じ1時間ほど待機しただろうか。
慎重に社屋に戻ったものの、電気が落ちている上、唯一生きている電話は相手が通じない。
業務の継続は不可能な為、「明るいうちに帰ろう。」と解散指示が出た。

▼ラッキーなことに自宅からは10kmの距離を、今日は車で来ていた。
信号の消えている交差点をおそるおそる通過し、慎重に運転する。
既に東京方面へ向かう幹線道路は渋滞が始まっている。
この時は、被害に関する危機感がマダマダ薄かった。
隣の市に入ったところで「信号が動いて(復活して)いる！」ことに感動したが、よくよく考えたら停電していたのは自分とこの会社の近所だけだったことに気付く。
帰宅しても冷凍庫は無事だった。
水も出る。
ガスだけ付かないが、リセットして復旧した。
そして何より、45インチの液晶テレビが無事だったことに、ほっと胸を撫で下ろした。

▼筆者は自宅から近いところに勤務先がある。
いつもは都内(のお客様先)に出る仕事だが、幸い今週は終日社内が多かった。
同僚の都内にいる連中から、お迎えコールが入った。
迎えに行ってやりたかったが、コンビナートで火災が発生していたり、高速が止まっていたり、そもそも電車という電車が全部止まっているじゃんか。
都内に向かう幹線道路の渋滞が予想を明らかにした。
案の定、都内の道路は壊滅的な混雑だったらしい。
暖かい事務所で、近所にはCVSもある。
無理に帰ろうとする方が大変だと指示をし、無事を祈った。

長い一日だった。

【 ♪たんたん 】

当社のソフトウェアパッケージのひとつで、誰が思い付いたか知らないが、何故かタヌキをマスコットキャラクターに配しているものがある。

▼対象となる業務名を文字ったらそれっぽくなってしまったという、ありがちなパターンではあるが、オリジナルのマスコットキャラクターが「いる」というのは、筆者的に結構・・・かなり評価している。
そりゃあ、ａ業さんですもの。
毎日毎日、大して面白くもない「業務の効率化」だの「システム構成と概算価格」ばかり説明・提案するばかりでは、芸が無いと思われてしまうのである。
そんな時、ちょっとひょうきんな顔をした動物キャラクターがカタログの端にでも出ていると一瞬、場が「和む」のが人情という奴である。

▼しかしながら、このソフト。
単体では機能しない、当社の宣伝が大して上手でもなければ金も掛けてない事もあり(開発費はあんなにかけてんのに・・・。)、名前は特に売れてない。

ささやかながら筆者の夢は、

①彼が当該業務の担当課長役で問題解決をしていく、製品解説マンガ作成(販促資料)
②お客様アンケートによる強いリクエストが切っ掛けで作った、クリーナー付携帯ストラップ等の販促グッズが口コミで大好評
③事例紹介が元ネタとなる製品解説マンガがパワーアップ、ついに当社Webサイトで月刊化決定。ひょうきんな顔立ちと、部下を愛する中間管理職の哀愁という設定が、巷の事務系OLに大人気
④連携する業務パッケージのキャラクターとのコラボレーションで、キャラクター同士と役員や部下役(ナレーター)とのシチュエーションコント(会議や、飲み会。)で巧みにストーリーを展開しつつ製品の「100%使いこなし術」を提案する新しいスタイルの業務改善セミナーが、連日立ち見が出る程の満員御礼。
⑤ついにキャラクターが一人歩きしCGアニメ+実写映画化決定、宮崎アニメの上を行く興行収入。サラリーマンから個人事業主、タヌキ目当てで連れて行った子供達までが、日々会社で闘っているお父さん・お母さんの「会社・仕事の大変さ。」を実感し「ありがとう～っ！」と号泣するトレーラーが連日TVでオンエアされ社会現象に。

・・・あたりかな。
書いてて一人で盛り上がってしまった。


合掌。

* 今週は、ずっと社内

【 海までっ！ 】

土曜の昼下がり、家族に尻を叩かれて久々に「走り」に出掛ける。

▼「走り」には出たものの、正直満足に走れる自信が無い。
ここまで運動不足が長期化すると「走り方」すら忘れている自分がいる事に気付く。

・腕の振り方
・着地の仕方
→踵から着地する
・膝の上げ具合

それぞれの動きに必要な筋肉達が、まるっきり自分の仕事を忘れているからだ。
去年はそれで、膝や足首などの関節を痛くした。
今回は早目に結果を出さなくてはいけない。

・筋肉を動かす
・必要なだけ、心拍数を上げる → 上げ過ぎない
・老廃物を出す目的で、汗をかく

そんなことをイメージしながら結果的には、8割方歩いてしまったが、目的は果たせたと思う。
意外にイメージ通り(イメージも少しレベル下げたし。)走れたし、見た目の目的地「海まで」も1時間以内に辿り着けた。


波打ち際の海浜公園で気持ち良く走り、大方を歩き、今日は満足。
またやろう。


* 海

【 地雷 】

後任者が一番に恐れる「辞めた人の、地雷」というのは、どんなに穏やかで綿密な引き継ぎにおいても、必ず存在する。

▼この半年、彼の贈り物も決して少なくはなかったが、悪質な地雷の回収にも時間は割かれた。
うっかり踏んで玉砕したのもあれば、時限爆弾のように時を待って仕掛けられていたのもあった。
回収の度に、仕掛けた本人に呪いの文句を吐いてはいるが、本丸は別にある。
担当だった彼を「野放し」にしていた、マネジメント側だ。
手前まで、一緒になって被害者ヅラしてんじゃねぇ。
そういう意味では、最近は筆者も真の被害者では無いか。
余計な時間は割かれてはいるが、自分のミスではないぶん、気はラクである。
憤慨やる方なき、という気分から一転、平静を保てている。

マネジメントって、難しいですね。
自分より現場を知っている連中の事については、特に。


* 社内

【 CD機に薄型ディスプレイ 】

Change to Discavery.

メインBKは、「みずほ銀行ですよっ。」

▼CD機でお金を下ろすのは好きじゃない。
手持ちの現金より、複数口座の総計が自分の財産という考えが定着している為、金を下ろす＝金を使う意味に感じてしまうのだ。
自分の少し前までは、交通費が現金支給だったと、多少の接待費があったので「お店ではカードで払って、会社から現金で支払いを受ける。」と、CD機のお世話になる回数を減らせた。
相殺できる時があったのだ。最近では、そういった「現金化」は飲み代の支払担当をする時くらいである。

▼さておき。
先日、最寄り駅にあるみずほ銀行のCD機の、目線の高さに30インチ前後の薄型液晶ディスプレイがついた。
やっているのは、ヨモギちゃん改め、井上真央ちゃんのCM onlyのヘビーローテーションである。
プロモーションビデオクリップ(すみません。MTV世代なので・・・。)と言っても良い3、4種類のCMをいつまででも、そこに立って眺めていられる、ファンにはたまらない演出だ。

・・・。

いかん。
それ以上、書きたい事が思い浮かばない。
ただただ、単純に、好きじゃないCD機の前で「可愛いものを見た。」というだけの感想になっている・・・。

▼あれ以来、彼女の前には立ってない。
新しいCMが出たら、また見に行こう。


* 新宿(SagaF)→中野坂上(DTR)

【 白い野菜生活 】

先日、わざわざ「早退」と宣言して事務所を出た話を書いた。

▼今日は「通院」の理由を言いたくなかったこともあり、架空のお客様名を書いて、そのまま外出してきた。
いずれにせよ昼間から「出掛ける」事は既に日常であり、誰ひとり気にも止めない。
出掛ける前は30分に1本(！)の時刻表を気にして、課長と複合機と、自席のPCの間をバタバタ走り回っているのは、何だか毎日やっている事な気がしてならない。
そんな慌ただしい社内から一転、事務所を出ると気持ちが一段落する。
バスに揺られ、電車に揺られて目的地まで「物理的に、時間がかかる。」為、考える余裕が生まれるのだ。

▼今日は商談じゃないしね。先週の結果の、報告を聞く為。
自分の努力で何とかできる内容のモノでは無いけど、不安と期待、複雑な思いでそこへ向かった・・・。

カゴメ 野菜生活シリーズの新Ver、『白い野菜生活』の広告写真の女の子が、元フジテレビアナウンサー高島彩であることに気付くまで、5分とGoogleの検索結果を要した。


* 浦安

【 杉花粉なんて、怖くない！ 】

ここ ヒトツキ くらい、痒いのがピークである。
毎朝、前日着ていた下着や部屋着に血痕が確認される日が続いている。

▼困った事に、乾燥している間痒いのは中々治まらん(波がね、来るんですよ。四六時中って訳じゃないの。)が、不思議と杉花粉には効いているらしく、季節は春になろうとしているのに目鼻はラクである。
超鋭敏と思われた筆者の花粉センサーが、未だに微動だにしてないのだ。
朝晩の『アレロック(5mg)』がお勧めである。
# 効き目には個人差があります。
# 服用は、医師の処方に従って下さい。

▼・・・って、世間ではどうなんだい？
関東でも、飛び初めてますよね、杉花粉？

・昨晩、雨降ったでしょ
・昼間、暖かかったでしょ
・風も強かったでしょ、京葉線遅れてたもの

杉花粉舞う環境としては、そろそろフィーバーして良い頃だと思うんですよ。
筆者の感覚としては、桜が咲くまであの辛さは続きます。
最近、おとなしいですけど。
乾燥している時期のアトピーの方がひどくて、今週みたいに軽くお湿りがあった方が、肌には心地良い。
飲んじゃうとまた、痒いんだけどねぇ。


* 市谷→ルノアールで3.0h

【 16:00に早退？ 】

実は昨日、リムジンバスの中に社員証を落っことしてたらしく、会社にTEL有り。

▼18:00までやっているという箱崎の遺失物センターまで、取りに行く為一応上司に断って16:00に事務所を出ると言って「早退」させて貰った訳だが。
不思議な気分だ。
まず、就業時間中に外出することに自分を含めて、誰も違和感が無い。
タイムカードも押すのもためらった。
退勤にしたのに、気分は全然退勤じゃないのだ。

(1) 仮に、向かっている道中「遅い時間で申し訳無いんやけど、ちょっと顔出しに来て貰えまへんやろか。」なんて電話が入ったら、即ちそれは「商談の為の外出」に転じる。

正直、無駄に早い時間にタイムカードを押す事が「リスク」になる訳で。

▼いずれにせよ、給料は変わらないのだ。
「リスク」と言っているのは、気分の問題で。
フレックスもあるし、1日8時間に均すくらいの超過勤務は、毎日やっている。
だから、普通に

(2) 私用外出の後に喫茶店でPCを開き、メールの返信などの雑務をこなす。携帯に入ってくる電話にもうっかり出ちゃう。

なんて事をやっていると、一体何の為に上司にツマラナイ報告して、わざわざ「早退」にしてんだ、という気になる。
僕らの仕事は特殊で、会社にいる時間≠勤務時間だし、会社を出る事≠退勤でもある。

▼だから本来は、ホワイトボードには当たり障りの無いお得意先社名をダミーで書いておいて、黙って出てきてしまう、のが「正解」だと思っている。
今の会社は、そういう考えの管理職が、少ないように見受けられる。
何せ、工場だもんなぁ。


* 箱崎

【 失せ物、出づ 】

おみくじ調で。
因みに「出づ」の「づ」はダ行下二段活用の動詞「出づ」の終止形で、未然形接続を行う否定の助動詞「ず」ではない。(超基礎古典)

▼「未だ、出てこない」意味で使いたいなら、「出ず(いでず)」と書くところだ。
# 何気なく使っている日本語も、ロジックは意外に難解だ。この数行でGoogle総動員して、10分かかったもの。

▼本題。
タイトル通り、今日は「出てきた」お話。
先週の結婚式のお呼ばれの時うっかりソレを「忘れて」行ったことで、新郎を始めとする周囲から総スカンを浴びた、ある物体。
実はその後、その所在自体をロストしていることに気付いた。
この10年、奇跡のように保持し続けたアレを、単刀直入に言うなら「失くしたらしい」事を認識した。

ヤバい。

しかしながら、たまたまアレを結婚式の前日、身に着けていた事ははっきりしていて、実家での皿洗い時に一度外して、また付け直している事も記憶に残っている。
当家の習慣として、帰宅時には外すところまでは容認されている。
各家庭の考え方だが、風呂でも、寝る時も、外さないおうちもあるようだ。

▼筆者の場合、外して無造作にポケットにしまう癖が悩みの種だ。
今回、記憶に残っている当日の衣類に10もないポケット全てを探ったが、ソレは出てこなかった。
外して置く場所もある程度決まってはいたが、どこにも無い。
家族の手前、平日の帰宅後、定位置からおっことしている可能性のあるソレを、あまり大っぴらに捜索隊を出す訳にもいかない。
そうこうしているうちに、3日経ち、5日経ち。

そろそろ、本気でヤバい。

と、思い始めた。
採るべき策は「買い直し」だが、全く同じモノが買えるかどうか自信が無い。
必死で探して、金で解決できる問題なら、まだ良い。とさえ思った。

▼土日をクリアした。
揃って出掛けることも無かったが、時間が経ち過ぎている。
もし先に拾われていたら・・・。
「最近、アナタ何か失くして無い？」とか聞かれたら・・・。
知ってて聞かずに、様子を見られていたら・・・。
とか思う度、生きた心地がしなかった。

幸い月曜に、会社で見つけた。
小銭入れに放り込んであったのを、思い出したのだ。


10日ぶりに身に着けた。
生き返った。


* 社内

【 良いクリーニング屋 】

革靴が床上浸水する程のゲリラ雨。
会社着いたら、晴れ間見えてんじゃん。
オレの乾いた靴下返せ！

▼さて。
先週末、実はショッキングな出来事があった。
結婚式に着て行く予定にしていたお気に入りのコート(例の、TAKEO KIKUCHIだ。)が、みみず腫れのような気泡が沢山できた姿で帰ってきたのだ。
ネットで調べると、問題は加工。
ボンディング加工。→説明
決して安いコートでは無かったし、ここ一番のお気に入りのコートだったのに。
3日間ショックに打ちひしがれ、知り合いのクリーニング屋に相談してみたりもした。
結果、あまり色良い回答は得られず、ネットの情報(ITに少し明るい、クリーニング屋さんのブログ、とか。)にあるように、

・百貨店のインショップブランドだからと言って、安心しない
→近年、彼等もコストダウンに余念がない
・ポリウレタン樹脂付の耐用年数は、2-3年と思え
・機能的にもデザイン性にも優れていると思われる服には、仕掛けがある

ことを悟った。

▼悲しい気分になるのは、こういう時だ。
自分の無知がこのような結果を招き、製造メーカーや、クリーニング屋が本気で「保身」に走ったら、消費者は泣き寝入り必至だ。
無力。
あまりにも。
とは言え、筆者が幾ら被害者ヅラしたところで、あのコートはもう3シーズン目。
「弁償だぁ！」と叫んだところで、もう3シーズンは着ている訳だ。
もう、それなりに使っている。
購入時の価格を思い出した時「期待値」とのギャップが大きいだけなのだ。

それにしても。
何とかならねぇかなぁ、アレ。


* 東池袋→中野坂上×2

【 「すき家」に行かない理由 】

あまり明確な理由は無さそうな事に、気付いた。

▼ただ、行き慣れていない事で「何、食べよっかな。」の選択肢に入ってこない傾向はある。
吉野屋には牛丼(並+卵)を食べに行くし、なか卯には親子丼(ハイからうどんセット)がある。
松屋は何故か最寄りの駅前(自宅と、勤務先)の両方にある為、不思議とレイテスト実績にはカウントされている。
そう考えると、すき家って食べたことないねぇ。
最近CMをよく見ていたので気にはなっていたのだけど。
お客様先への道中、そんな話をしていたのだけど、その駅前にはすき家があってね。
多数決で脇の小汚い中華屋になっちゃった。


* 宮原→上野で無線LANと格闘→西船Becker'sで第2rd.