【 クリーニングに嵌る 】

stf.

そもそも、嵌るものではないだろうと、云うこと無かれ。

▼それまでは自分でアイロンをかけていたのだ。
しかし、苦労をしていた。
週に5枚。
洗濯、そしてアイロンかけ。
会社に行く、外出をして商談を行うのに、皺のついたワイシャツで行く訳にはいかないなと、と言っても嫌々ではなく、「格好を付ける」ことに愉しみも感じていた訳だが・・・。

▼だんだん、それもお座なりになってきた。
いくら丁寧にかけても、ベースのワイシャツが今ひとつになってきているのと、ここんところの新入りが「綿100%」だったりするので、自分のアイロンでは技術的に追いつかなくなってきた。
完全に皺が取れないのだ。

▼そこでクリーニング屋である。
自分の社会人人生で、ワイシャツをクリーニング屋に出すなどの選択肢は到底無かった訳だが、安い料金にも関わらず手作業のアイロンとは雲泥の差の仕上がりを見せていた。

襟の「立ち」が違うのだ。
そして「ラク」になった。
結局そこかいと思うことなかれ。
全部とは言わないまでも、しばらく世話になりそうである。