【 男の生き様 】

トランスポーターを観ていると、とある台詞のところで家内がオレの顔を見る。

▼オープニングの一戦を交えた後、朝イチから丁寧に洗車し終わった辺りで、タルコーニ警部がやって来る。
開口一番、

「車を見ると、その男の生き様が見えてくる。」

筆者のクルマは汚い。
不衛生に汚れている訳ではないが、洗車をしないので風雨にさらされたままの状態は、どうにも美しくないのだ。
生き様ね・・・。
まぁ、元々掃除は得意な方では無い。
手入れも適当だし、だいいち金をかけてない。
意外にも「スペック通り、動けば十分。」的な感覚の持ち主である。
リュック・ベッソン監督は、無類のクルマ好きとお見受けしているが、いやはや。
そんなところで、家族からあらぬ反感を買うくらい、一言余計な映画なのである。

▼続編である2、3には、Audi A8が登場する。
元々短い映画だからか、地上波でCMを挟んでも「枠内に収まる」コンパクトさ。
内容もシンプルですけどね。

昔は「朝起きたら、見知らぬ東洋人の娘がマドレーヌ焼いてる・・・。」なんてシーンには、とことん弱かったんだがな。


* 籠り